SnowManの平成最後の夏

SnowManの平成最後の夏が終わった。

 

SnowManのSummerParadiseが終わった。

 

私の8月が終わった。

 

 

「いつもとは違うSnowMan

そういうメンバーの言葉には期待しないでいた。

 

「"ゆきお"ひと夏のアバンchu~ル」

メンバーが名づけたグッズにはとても期待していた。

 

それはどちらも初日に覆された。

 

期待以上の公演、セトリというよりは

期待以上の"今"を楽しむ6人の姿だった。

 

楽しいが溢れているステージを見ることが楽しかった。

これがアイドルとして正解なのか間違いなのかわからない。

でも本人たちもファンも"今"が楽しい、それでいいじゃないか。

 

彼ららしい愛に包まれた公演だった。

彼らはいつも単純だ。

 

Jr.のトップになりなさいと言われれば

Jr.のトップになります!と言い、

もう目指すところはJr.のトップじゃないでしょ。

いつまで言ってるの!と言われれば

デ、デビュー…?(俺らが言っていいの?)と言い、

 

ファンを大切にしなさいと言われれば

夕空と花言葉でファンへの感謝を伝えてきた。

 

初日は夕空で笑いが起こった。

正直彼らがファンへの感謝を伝えるのは早すぎる。

見せかけの感謝なんていらない。

アイドルの定型文なんて欲しくない。

もっと大事な時までファンに感謝なんていらない。

タッキーや三宅健が言った「ファンを大切に」は

多分こういうことじゃない。

本当に彼らは単純だ。

 

感謝なんて、言葉や形にして伝えなくても

彼らの心からの笑顔が見れたなら

それだけでわたしは嬉しい。

 

みんなでリコーダーを吹く姿や

みんなで一見リスクの高そうな組体操を軽々やりこなす姿

照れながらも感謝を伝えてみようとする姿

みんなで"ゆきお"を頭につける姿

8月のすべてを楽しんでいた。

 

 

彼らが望む「デビュー」を私は相変わらず望んでいない。

ダブルアンコール後、

エア銀テープを口々に飛ばす6人が

いつか隣の会場で本物の銀テープを飛ばす未来を望んでいない。

 

それでも私の嫌いな部類のファンは増え続けるし

隣の席はメンバーカラーのふわふわドレスに身を包み

ティアラを付けたくまのぬいぐるみを持っていたファンだった。

 

でもそんな私の嫌いな部類のファンが増えたからこそ

\イケメン!!!/の声が会場に響き渡るのも事実である。

 

出てこないとわかりながらもSnowManコールを続け

最後に拍手で公演を終わらせるファンがちょっと好きになりつつある。

 

今も溢れ出すはてブロのSnowManへの担降りブログを読み

「どこから来たの…?」と思いつつ

私はこれからも白い光の海を作り出す一部になる。

 

 

名付け親が"ゆきお"をアリーナへ投げ捨てた(表現としては正しい)時

私たちの平成最後の夏は終わった。

 

それはまるでスローモーションのようだった。

 

また次回、プロデュースグッズに名づけられる時

彼らはどんな経験を積んでいるだろうか。

 

 

横アリ単独公演後、歌舞伎に映画ラストホールドに

この夏まで彼らに休みはなかった。

それなのに、横アリのセトリとはガラッ印象を変えてきた。

 

いつもの私であれば

毎回同じようなセトリに文句を言う予定だった。

しかしこの夏、彼らの公演に文句は言えなかった。

 

6人が6人を認め合い、信頼している本当の姿を

初めて見れた気がした。

 

その瞬間がとても楽しかった。

 

 

SnowManは強い。

 

これからもっと強くなる。

 

私はそれを誇りに思う。