あの時クリエで何が起こっていたのか(5/20 SnowMan公演)

ヲタ卒する気のなかった私は

ジャニーズ銀座2016 G公演 5/20 昼の部 行ってきた。

 

めんどくさいヲタクなので例年通り

このままの立場でいいと思っているのか?

本当にこのセトリが彼らがやりたいことなのか?

この演出で「デビューしたい」ってどうして言えるの?

今のぬるま湯につかっているような状態で満足してないか?等々

口を開けば文句が出てくるが、

まあそれでもまだ見続けていたいと思ってしまったので

そういうことはなるべく抜きにして

かっこいいわ~~~、好き。精神だけで楽しんできた。

いや、そのつもりでいた。

 

 

実はこの公演、突如他のJr.が出演した例の公演である。

歴史的瞬間に立ち会えたのでせっかくだから軽くまとめてみる。

 

ただしこの記事を書いているのはSnowManのファンで

SnowManのSnowManによるSnowManのためのクリエを観に行った

それはめんどくさい厄介なヲタクが

書いているということはご理解いただきたい。

 

 

後列で公演中の客席のノリやバルコニーがよく見えたので

それを交えながら記録を残そうと思う。

 

まず、バルコニーでの見学は

キスマイ(玉森・宮田・千賀)A.B.C-Z(河合・橋本・戸塚・五関)

そして開演前から座っていた謎の男性1人(たぶん偉い人)

 

セトリに関しては割愛。

 

さて、その瞬間は突然やってきた。キスマイメドレーの前。

 

「今日は特別にこんな子たちが遊びに来てくれました!」

 

こんな「子」…???すのよりかなり年下…???

こんな子達=キスマイメドレーでの登場=ローラー…あっ

 

という客席の危険察知とともに運命girlのイントロが流れ始めHiHi登場。

 

この時点でまだ客席はノッていた(ほうだと思う)。

登場したときにキャァッという声は聞こえた(と思う)。

 

ただ、長かった。

ステージの真ん中で、メインに立つSnowManを見に来た観客にとって

HiHiのローラーパフォーマンスによる運命girlとEverybody goの2曲はとても長い時間だった。

 

HiHi ゴー!!!HiHi ゴー!!!と煽られ

Everybody!\HiHi!/Everybody!\HiHi!/

 

!?!?!?!?!?!

 

Everybody!\キスマイ!/でもなく

Everybody!\SnowMan!/でもなく

 

Everybody!\HiHi!/

 

言わされてる感満載で今思えば本当に申し訳なかった。

でも突然の登場についていけなかった。

 

そしてMCで少々HiHiの話をしつつ

「もしかしたらこのあとも誰か来てくれるかもね~」

みたいなふっかの発言を私は聞いてはいた。

聞いてはいたがこのあとあのような惨劇が起こるとは誰もが思わなかっただろう。

何事もなかったかのようにまた進み始めたSnowMan公演。

 

阿部ちゃん先生が終わり、ラブシチュエーションが終わり、渡辺翔太のソロが・・・

 

 

 

始まらなかった。

 

「ギター、小川優!!!!」

 

!?!?!?!?!??!?!

 

そしてPrinceの登場。

バルコニーを見ると、はっしーの隣にヒロム。 

もう驚かなかった。察した。客席はいろいろと察した。

察したうえで客席がしたことは

 

なるべくノらない。盛り上がらない。

 

ペンラ振らない、お立ち台に来ても見ない、ついには着席する人も・・・

この会場の空気がとにかく怖い。コンサート会場とは思えない熱気の無さ。

 

それでも会場を盛り上げようと頑張る岸くんの姿に胸を打たれつつ

TOKIOメドレーがこれまた長かった。

そう思ってしまって申し訳ない。

でも私たちはSnowManが見たいんだ。

誰かのバックについている彼らではなく、「彼らの」コンサートを観に来たんだ。

誰も悪くない、誰も悪くないんだけれど。

 

そしてまたもや何事もなかったかのように進み始めたSnowMan公演。

 

バルコニーからヒロムの姿も消えた。

渡辺翔太ソロ、岩本照ソロが終わり、増田良ソロ。

 

バルコニーを見るとヒロム再登場。

わかった。もうわかったぞ。わかったから。

 

歌舞伎で共演した馴染みからなのか、

増田良はこの3組の中で一番受け入れられていた(気がする)。

とにかく歌がうまい。

 着席する人はPrinceの時よりも増えていたけれど、

ペンラを消す人もPrinceの時より増えていたけれど、

でも曲終わりの拍手は大きかった。

 

そして、感じるままにYou&Iが何事もなかったかのように始まり、生着替え。

 

その時の渡辺の発言の重さに、その場で気づけなかった自分が悔しい。

彼は言った。

 

「増田もPrinceも緊張しててさ、でもみんな優しいから大丈夫だよって俺言ったんだ。だってみんな優しいでしょ?」

 

自分で言うかwwwってステージ上では話してたけれど、いやこれは違う。

この「みんな」とは、私たち観客のことだった。

「みんなこの空気読めよ?わかるだろ?気に食わないかもしれないけど空気読めよ?」

そういうことだった。怖い。

 

桶ダンスが終わり、バルコニーから消えるヒロム。

ジャニワ中は入院していたらしいが、バルコニーを出たり入ったりするヒロムの姿を見ると、何かを支えにすれば一人で座ることも、何かに掴まれば立ち上がることもできていたので、足腰はまだ大丈夫だと思う。

 

幸いにもSnowManクリエはセトリが変更されることはなく、途中に3組の曲が組み込まれただけだった。

 

アンコール2曲目のデイブレ

SixTONESがステージに上がったというレポを見ていたので

今日の彼らも上がるんだろうなとこの時点で覚悟できていた。

 

そして開演前からバルコニーにいた一人の男性(たぶん偉い人)は

SnowManを観に来たわけではなくおそらく3組のJr.を観に来たのだろうことも察した。

 

曲終わり

「それでは今日一緒に盛り上げてくれたメンバーを紹介します!」

そう、デビュー組のコンサートでよく聞くやつ。

SnowManがいつも紹介される側のやつ。

 なぜ渡辺翔太がそれをやっているんだ???

と違和感を覚えつつも

 

「俺たちが~?」\\\ SnowMan ///

 

二度目の幕が下りた。

 

完全アウェーの戦地で全力のパフォーマンスをした3組には拍手をしたい。

HiHiのこわばる顔、可哀そうだった。盛り上げられなくて申し訳ない。

盛り上がらない。ノらない。

でもそれがあの公演でSnowManを観に来たファンが

あの客席からヒロムへ主張できる唯一の行動だった。

 

なんかモヤっとした。なんかスッキリしなかった。

セトリを崩されたわけでもない、

むしろSnowManを観に来たら他に3組もJr.が出てくれた。

でもお得感はなかった。

この公演これで終わりでいいのか???

なんか満足できなかった。

 

と自問自答していたら、

客席からまばらに聞こえてきた一定のリズムの手拍子と

\ SnowMan! /の声

 

ですよね~~~~~~~~~????

なんか納得いかないよね~~~????

 

退場のアナウンスと戦うアンコールの声援。

最終公演でもないのに

Wアンコールを望んで行動にうつしたファンに心の中で拍手喝采。

 そして待望のWアンコール、お情けのWアンコール。

限界メーター。

 

三度目の幕が下りた時、やっと客席は満足感で満たされていた。

 

 

 

ある意味、とても長い公演だった。

いろんな感情が入り混じった公演だった。

でも出演者していた彼ら全員誰も悪くない。

ただただ、すごい現実(マイナスの面)を突き付けられたことだろう。

と、個人的に思っている。

 

単独公演としてやってきたのに

最終日にして、所謂事務所が推したいJr.達が出る場面をセトリにはさまれたSnowMan。

 

おそらく全く自分たちのファンはいない冷めた会場の空気の中で

いつも通りのパフォーマンスを強いられた3組のJr.達。

 

そしてSnowManを観に行ったのに

今、事務所が推したいのはSnowManではなくゲストのJr.達なんだ

と感じ取ることしかできなかった観客。

 

言いたいことはただひとつ。

 

 

大人の決めたやり方、それが正解なの?

 

 

以上。

私のクリエ2016備忘録。